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の最新作がDSで出るそうですね。タイトルは『スーパーロボット大戦K』だとか。
Wの出来がすごく良かったので、これは期待できそうです。
で、気になる参戦作品ですが。
・破邪大星ダンガイオー
・オーバーマンキングゲイナー
・蒼穹のファフナー
・電脳戦機 バーチャロンマーズ
・機動戦士ガンダムSEED
・機動戦士ガンダムSEED DESTINY
・機動戦士ガンダムSEED CE-73 STARGAZER
・マジンガーZ
・ガイキング LEGEND OF DAIKU MARYU
・鋼鉄神ジーグ
・機獣創世記ゾイドジェネシス
・神魂合体ゴーダンナー!!
・神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON
・ガン×ソード
……!? コレなんてSRC?。スパロボZの時もなかなかに衝撃でしたが、これはその時以上ですね。
というかこれ、伝説のC3並の思い切り度じゃねぇか? 寺田さん曰く「新規の若い人向け」とのことでしたが、どう見ても「若いアニヲタ向け」じゃないか……。俺のことか。
マジンガーと種、ゲイナー以外は知名度低いんじゃないだろーか。DVDの売り上げ的に考えて。
完全に昭和ロボ排除にかかってますねぇ。ターゲットを若者に限定するにも程がある。JやWも「ゆとりスパロボ」と揶揄されていましたが、これはそれ以上ですね。ほとんどが2000年代とか、逆に凄い。
この思い切りの良さ……あたい、嫌いじゃないぜ。
参戦作品の9割の原作を視聴済み、というのは初めてだわ。まともに見てないのはマジンガーくらいか。この辺を考えても、もろ自分はターゲット層なんだなぁと実感できます。つまり俺のために作られたスパロボだと断言しても決して過言ではないわけですな!
衝撃的なのは、やはりゾイドでしょうか。「版権関係でまず出ることはないだろう。というかそもそも人型じゃない時点で参戦不可能だろ」とか思っててゴメンナサイ。寺田さん、アンタすげぇよ最高だ。
個人的に大好きなファフナーとガンソ、ジーグ参戦は嬉しいですね。特にガンソ。ようやっと来たか……て感じです。早く童貞をフル改造して暴れ回る姿を見たいです。
が、参戦作品のどれもが一癖二癖もあるやつばかりなので、シナリオ周りがどうなるか不安でもあり楽しみでもあり……。今回もバーチャロン、空気参戦だったら許さないよ!
ファフナーは死にまくり同化しまくりで鬱祭だし(全員生存フラグあるのか……? それはそれで最早ファフナーじゃないような)、ガンソとゾイドはそもそも地球外の惑星の話だし……。
まぁファフナーとガンソ出る時点で自分は「買い」ですね、ええ。
発売日がドラクエに近いのもなかなか冒険してます今回。自分はあんまり興味ないので、世間がドラクエで熱狂している中、童貞をフル改造して一人ニヤニヤしていることでしょう。
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自分が好きなラノベ四天王を決めるとしたら、恐らく入るであろう傑作『神栖麗奈は此処にいる』の作家、御影瑛路さんが三年ぶりに新作を出しました。
正直――――もの凄く楽しみにしてました。普段買わない電撃文庫Magazineを買ったくらい。
◇ストーリー
3月。中途半端な時期にやってきた転校生・音無彩矢。そのあまりの美しさに息を呑む教室の中で、彼女は教壇に立ち、無愛想にただ自分の名前だけを告げた。教室全体が次の言葉を待っていた、その時――。
「星野一輝」
――呼んだのは、何故か僕の名前。
「私はお前を壊すために、ここにいる」
そして、突然の宣戦布告。ただ超然と、毅然として言い放ち、静かに微笑む彼女の真意は…!?
御影瑛路が贈る新作登場。
◇
ジャンルとしてはループモノ。繰り返す『三月二日』の中、主人公はヒロインとの関係・ループの原因などなど様々な障害を乗り越えて解決していく――という構造です。
作者本人が「エンターテイメント」と「オリジナリティ」の両立させるのには苦労した、というだけあり、前三作品に較べ、かなり分かりやすく、丸くなってます(イラストが付いたことからも分かる)。が、そこは流石の御影先生。キャッチーであっても、決してポップではありません。
グロ描写、ハードな恋愛観など、(前作ほどではないとしても)かなりエッジが効いています。まぁ、最終的にはハッピーというか大団円なので、割とそういうのが苦手な人も読めるんじゃないかと。……個人的にはそこら辺、あまりにも〝あからさま〟過ぎてて、首を捻らざるを得ないんですが。
御影先生の特徴――その緻密なまでに計算され尽くしたプロットは今回も健在。相変わらず凄すぎます。多分、自分ではどう逆立ちしても書けないと思います。
ループの犯人自体は分かりやすく、あっさりと誰でも予想が付くのですが、そこに至るまでの過程が素晴らしい。伏線の張り方と回収の仕方が実にお見事。美しささえ感じます。
そして二転三転するストーリー……いやはや、お見それしました。素直に面白いです。
カルピスの原液を水で薄めまくったようなライトノベルが席巻する昨今、ここまで完成度が高く、濃密な物語は珍しいです。
前作はその性質故、「好きだけど人には勧められない」といった類だったのですが、今作は素直にお薦めできますね。
興味を持ったかたは、是非ご一読してみてください。
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