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を見ました。監督さんと原作が、あの名高き「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」コンビのアレです。
両方共大好物な自分としては、「こりゃみなきゃ損ばい」と博多風に期待して見てましたのですが。
……きっちぃ。見てから既に一時間近く経つのですが、今だ立ち直れません。
察しの言い訓練された信者きのこファンの方なら、分かったと思いますが、これきのこセンセが前に「竹箒日記」でオススメ?してた映画なんですよね。
(ちなみにきのこセンセ曰く『パニックムービーなのでぜんぜんグロくないよ!』とのことでしたが、普通にグロかったです。虫嫌いの人が見たら発狂すると思う。流石嘘つき星人)
えーと自分の小説の中でも、よく〝軋む〟という表現を使うのですが、今の心境はソレ。昔プレイした「パンドラの夢」(エロゲですけどね)でも、こんな感じになって二日ほど立ち直れなかったのを思い出しました。
物語のあらすじは、ざっとこんなものです。
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7月19日の夜、メイン州西部の全域が、未曾有の激しい雷雨にみまわれた。
嵐に脅える住民たち。だが、その後に襲ってきた“霧”こそが、真の恐怖だったのだ。その霧は街を覆いつくし、人々を閉じ込めてしまう。時を同じく、デイヴィッドとビリーの父子は食料を買出しに行ったスーパー・マーケットで“霧”に閉じ込められてしまう。
他の買い物客が建物の外に出ようとすると、次々に霧の中の何者かに襲われていく。立ち往生を強いられる中、母の待つ家に帰ろうとビリー少年に哀願されるデイヴィッド。
そしてある決意を固めて絶望的な状況の中、父子での決死の脱出を図る二人の前についに姿を現す“霧”の正体とは? 人間は見たことのない恐怖の前にどのような選択をするのか。そして奇怪な霧に閉じ込められた人々の運命は?
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こんな感じ。賛美両論あるオリジナルの原作にない最後の15分は、圧巻でした。
霧の中に潜む〝何か〟。極限状態の中で軋んでいく人々。剥き出しになる〝ニンゲン〟。その中で人間の本質を唱える人間達。性善説。性悪説。その中から生まれる宗教というシステム。そして、霧の先に見た結末は――――。
この辺が気になる人は是非見て欲しいですね。ネタバレとなるのではっきりとは言えませんが、ラストは〝キ〟ますよコレ。
きのこセンセの述べていた通りでした。
〝あんなにも静かで、惨く、胸を打ち、行き場のないEDはそうお目にかかれない――――〟
これ、マジでした。つーか洒落にならん。
煙草は不味いわ、胃がムカムカするわ、焦点合わないでふわふわするわでエライことになってます、自分。
ああでも、こういうの好きなんだよなぁ俺。
良くも悪くもガツンとくる物語。ラストの〝あの叫び〟を聞くためだけに二時間を費やす価値はあります。
気になった人は、是非事前情報など入れず、なるべく素の状態で見るのをオススメします(……まぁこの日記を見た時点で〝素の状態〟は有り得ないんですが、それは仕方ないということで)。
――――なかなか〝キ〟ますよ?
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Web拍手がエライことになってます。
まさか一日に五百近く頂けるとは……。
その割に、そのことについて、全く感想がない辺り
「――やっちまった」って感じです。色々申し訳ない。
やっぱ〝あの〟設定は突っ走りすぎたかなぁ。うーん。
つーかいっそSSでなくイラストの方がいいんでしょうかね。色々悩みます。
……あー駄目だ。全然思考が纏まらない。「ミスト」のせいで、何も手に付かないです。この野郎、やってくれたなフランク・ダラボン……!!(監督の名前)
まぁ何かありましたら、コメントの一つでもくれると幸いです。
「ミスト」は凄いね!という、そんなオチでした。
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を更新しました。
といいつつも、何だか身のない設定開陳が二つある時点で、やっつけ仕事なのが見え見えですね、すみません。
正直、二本目の「いつかきっと」で力尽きてしまいました。まともなのが三本中一本ってそれどうなんだ。
用語集とか世界観説明とか、もう自己満足に過ぎないのですが、少しでも愉しんでいただけると幸いです。
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「とらドラ!」が思った以上に面白くてビックリ。正直今期一番です。
基本設定とか、その辺には全然惹かれなかったので、原作の方はスルーしてたんですが、まさかこんなにも面白いものだとは。アニメ的演出が大きいんですけどね。
ちょっと原作読んでみたくなりました。原作とアニメ、どっちが評判いいんだろう。
逆に「とある魔術の禁書目録」が何か微妙過ぎて、ちょっとガッカリ。
もっとアニメ的にどっかーんばっきーんやった方が面白いと思うんだけどなぁ。構成も何だか原作再現かやたらと詰め込むか両極端で、どうにも。
まぁインデックスがむやみやたらに可愛いので、それで良しとしましょうか。あと縞パン。
一番ガッカリなのは「鉄のラインバレル」。
何か、もう悉くがズレてる。ツボを押さえている黒田脚本のOOとは正反対。
エロかバトル!みたいな感じで、いかんともし難い。露骨すぎるエロは逆作用するというのがよく分かりました。
つーか、いつものGONZOですよね。そこにエロがやたらと強調されてるって感じ。
原作はそれなりに燃えた記憶があるんだけどなぁ。何なんでしょう、その差。
頼むからエロコメの直後にシリアスを持ってこないでくれ……特に親友さん絡み。ありゃねーよ。
アビスは原作ありアニメの手本みたいで好感。
ファンタジー、というかゲームではよく都合良く無視される〝人を殺す重み〟というのを、しっかりやってくれる辺り、いいですね。
アビスはそういう色んな〝責任〟に対し真っ向から対峙するという作品なんで、それをちゃんと盛り込んであるというのは、もう本当好感度大。
駆け足気味なのは、まぁお話の構成上、仕方ないですけどねw
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「かんなぎ!」で色々騒ぎになっているようですね。
重度の型月信者で、これを知らない人はおるまい。TMのアンソロといったら、この人ありな武梨さんですから。
正直、騒動に関してはどうでもいいことこの上ないんですが、ちょっと思ったことがありまして。
L.O.B連載前のプロットでは、実はなのは達に恋人がいるって設定だったんですよ。
まぁなのははユーノ君で確定ですけど、はやてやヴィータ達ヴォルケン(ザッフィー除く)、あとティアナには相棒的な恋人がいましたね。ティアナはヴァイスにするかどうかで悩んだ記憶があります。フェイトさんにはいませんでしたけど、それでも気になってる人はいたような。
そうすることによって、StS当時から色々変わっていることを示し、彼女らも一個の人間として、女性として生きているという奥行きを与えようという魂胆がありました。
ランサーVSヴィータ辺りに、結構面白く作用するかなぁと、ぼんやり思ってたんですが、結局「あんまり二次創作のセオリーから離れるのは止めよう。ただでさえぶっちぎっているのに」と思って、その設定は破棄しました。
……「かんなぎ!」騒動を見ていると、やっぱり止めて正解だったなぁと思いましたよw
いや、そりゃ規模は月とスッポンを凌駕するくらい違いますけどね。やっぱり今以上に反発あったと思います。
自分はあんまりキャラに入れ込むタイプじゃなく、どっちかっていうとキャラ〝造形〟に〝惚れ込む〟といったタイプなんで、その辺のことはよく分からないのですが、止めて正解だったなぁとしみじみ思ったり。
「ラノベのヒロインは処女でなければならない」という鉄則も、今のこういう時代の流れを感じさせますねぇ。
そのことに是非は問いませんが、しかし、作者の思い通りに作品が作れない、ということには、何だか寂寞の想いを感じてしまいます。ま、売り物である商品ですから、その他に制限もあるでしょうし、また仕方のないことなんですけれども。
そう考えると虚淵さん辺りは反逆してるなぁw 何たってビッチ萌えですからねビッチ萌え。
自分のやりたいことをやる、というスタンスは潔くて憧れますね。
いや、まぁ自分はアマチュア以下の単なる物書きの端くれに過ぎないのに、何言ってるんだという感じですが。
ともかく、色々考えさせてくれる騒動だったなぁと思う今日この頃な訳です。